日記を書くだけのブログであれば適当な無料ブログサービスでも使っていればいいですが、収益目的や、そこまででなくても多少のお小遣い程度の広告収入を意識してブログを書くのであれば、少し手間はかかるけれども“自分でブログ構築”する形でブログ運営していった方が圧倒的に良いです。
圧倒的に良いというか、そもそもたとえばアメブロなんかだと広告収入は見込めないです(有名人がアメブロで稼げるのはアメブロからお金をもらうから)。他にもFC2ブログやseesaaブログなんてのもありますが、ひと頃のような勢いや人気は今では無く、検索エンジンとの相性も今では微妙なため、とてもお勧めできるものではありません。
ということで、今ではほとんどの人が WordPress(ワードプレス)というシステムを使ってブログ運営しています。僕も初めてブログを書き出した10年ぐらい前からずっとWordPressですし、今でもWordPress以外の選択肢はありえないと思っています。
なのでWordPressというシステムを使ってブログを書いていくことを前提にこのブログでは解説していきます。
で、ブログを始める手順の解説についてなんですが、試しに検索してみたら結構いろんな人の解説記事がありました。なので改めて一から詳細解説する記事を書いてもしょうもない気がするので、検索してみて目についた他人様の記事にコメントするような形で解説してみようと思います。その方が多分、漏れもなく分かりやすい解説ができそうなので。
今回、土台とする他人様の記事は、「WordPress ブログの始め方」と検索して1位に表示されていたこちらの記事にさせてもらいます。
参考 誰でもできるWordPressブログの始め方【準備~初期設定完全マニュアル】 | ブログマーケッターJUNICHI
こちらの記事をベースとして、あれこれ「ここは不要」だとか「ここはコレの方がいい」とか、コメントして解説していきます。
目次
WordPressでのブログの始め方
サーバーのレンタルとドメインの取得について
参考記事の「手順1」から「手順4」まではそのまま解説通りに作業を進めていけばOKです。
ドメインの取得について、Xサーバー以外のところで取得した方が年額が数百円安かったりもしますが、それでもXサーバーで取得した方が楽でいいんじゃないかなと僕も思っています。
サーバーと同じXサーバーでドメイン取得すると、「ドメインネームサーバー」というものの設定も不要になるので、その点でも一手間減るのが嬉しいところです。有名な「お名前ドットコム」に比べたら年間500円ぐらい高い料金設定ですが、500円でイラつきや超絶不親切なユーザーインターフェースに悩まされることが無くなるのであれば良いと僕は思っています。
テーマのインストール
WordPressでは、テーマ(Theme)という雛形・テンプレートを使うことでサクッとブログの大体の外観を完成させることができます。
で、参考記事では以下のように2種類のテーマがオススメされています。
ここで、お勧めテーマの1つ目の「STORK(ストーク)」は僕もお勧めできる良いテーマなんですが、2つ目の無料のテーマ「Giraffe(ジラフ)」はお勧めできません。ちょっとダサいです。
無料のテーマで最もお勧めなのは、このブログでも使っている『Simplicity』です。他にも良いテーマはちらほらありますが、総合的に見て Simplicity 以上の無料テーマは無いはずです。
Simplicityはこちらからダウンロードできます。
リンク Simplicity | 内部SEO施策済みのシンプルな無料Wordpressテーマ
「親テーマ(テーマ本体)」と「子テーマ」という概念がちょっと初心者のうちは理解するのが大変かもしれませんが、とりあえず理解せずとも親テーマ・子テーマの両方をダウンロードして、自分のブログの管理画面からインストールし、その後「子テーマを“有効化”」します。
上の画像の部分の説明、ちょっと簡潔すぎる気がするのですが、有効化するのは子テーマです。親と子の両方のテーマをインストールして、子の方を有効化させます。
プラグインのインストール
次にプラグインのインストールについて。
参考記事では「17個のプラグインをインストールしていきます」とありますが、ここは使うテーマによっても違ってくれば、また全てが全て必要とも言えないものも含まれていたりしていて、ちょっと人によって考え方が分かれる部分になります。
たとえばテーマに Simplicity を使っているのであれば、「All In One SEO Pack」は不要です。もっと言うと僕自身の場合は STORK テーマを使っていても同プラグインを使いません。「All In One SEO Pack」が完全に無駄だとは思いませんが、でも効果はかなり限定的で、面倒臭さはかなり大きいので、じゃあ要らないや、という感じで考えています。
その他、参考記事に挙げられているプラグインで僕が必須と思わないものを以下挙げていきます。
「Multi Plugin Installer」は完全に不要です。
「Black Studio TinyMCE Widget」も、とりあえず不要です。また使いたくなる時があったらその時に検討すればいいもので、初めから入れておくべきプラグインでは決してないです。
「Broken Link Checker」も、無いよりはあった方がいいレベルのもので、ブログ運営を始めてから半年後や1年後にでも導入を検討すればいいです。
「Contact Form 7」も、やたら世間では人気が高いですが、実際に有効活用できている人なんてほとんどいません。お問い合わせフォームの設置に手間取られたり時間を割くのは、それなりのサービス内容のサイト以外では無駄です。普通のブログであれば無料のお問い合わせフォームが設置できるサービスを使えば楽だしそれで十分です。
おすすめ フォームズ
「Related Posts by Sovrn」(今は少し名前が変わって「WordPress Related Posts」)は、使うテーマによって要不要が違ってきます。STORK を使うのであれば…「Yet Another Related Posts Plugin」じゃないのかな? たしか使用をお勧めするプラグインとしてテーマ側から指定があったと思います。Simplicity であれば、まあ不要です。後でいろいろブログをいじりたくなった時にでも利用を検討したらいいと思います。
「Shortcodes Ultimate」も初めから必須ではないです。存在を知っておけばそれで十分でしょう。
「WordPress Ping Optimizer」は、僕は使いません。が、それは僕がPingの効果に懐疑的だからというだけで、効果があると思っている人にとっては必須かと思います。とりあえずは、要らないんじゃないでしょうか。もし後で「徹底的にSEO(検索エンジン最適化)を施したい」と思うような時があったら、その時にPingについても検討してみたらいいと思います。
「WordPress Popular Posts」は人気記事ランキングを表示するものですが、これを使うとサーバー側に嫌がられる可能性があります。サーバーの負担が大きくなるらしいので。僕は「そのプラグインを停止してください」とサーバー会社から言われたことがありました。なので代替プラグインに『Simple GA Ranking』というものを使っています。特にトレンドブログの場合は大量アクセスを求めて記事を書いていくので、サーバーの負担が少ない Simple GA Ranking を使うことをお勧めします。
僕は有料テーマをいくつも使ってきましたが、無料テーマの Simplicity 以上に高機能なテーマを見たことがありません。また Simplicity 以上にテーマの改善や機能向上・アップデートを繰り返して進化し続けているテーマも有料では見たことがありません。さらに言うと検索エンジンとの相性の面でも有料テーマで Simplicity に勝るものは…恐らく無いと思われます。
ただ Simplicity は元のデザインがすごくシンプルなため、デザインを自分でいじれる人以外は初めから見栄えの良い有料テーマを使った方が楽という感じです。
サイトアイコン(ファビコン)の設定について
ファビコン(favicon)とは、下図のところに表示されるアイコン画像です。
これ、初めからこんなところに労力を割いていたら疲れちゃうので、後回しにしましょう。よくある傾向として、開設初期にこういうところに労力を注いでいるブログは長続きしない傾向にあります。デザインに凝りすぎないように気を付けるのは、初心者が注意しなければならない一つのポイントです、本当に。
記事を日々コンスタントに更新し続けることに慣れてきてからで十分なので、後回しにしましょう。
また参考記事の「手順8」までは、使うテーマによって操作が違ってきたり、やるべきことが違ったりします。それぞれテーマの解説情報を参考にしてください。
パーマリンク設定
参考記事にある解説動画ではパーマリンクが下図のように「ドメイン/blog/投稿名」になっています。
しかし実際にあなたがブログを開始すれば「ドメイン/投稿名」となるはずです。
こういう微妙な違いが初心者にとっては混乱の元になるかと思いますが、間に blog と入らないのが通常ですので、blog 無しで大丈夫です。
ちなみに当ブログではパーマリンク設定はあえてしていませんが、これはお勧めはできません。僕もこういう設定でブログ運営するのは初めてです。ただ単に「毎記事URLを考えるの面倒だから」というだけで現在の「ドメイン/?p=数字」という状態のままにしていますが、これは検索エンジン最適化の面では非推奨されてる設定ですので、真似しないでください。毎記事、何かしらその記事の内容に関連する英単語を記事URLとして入力した方が良いです。(詳しいことはまた記事の書き方解説の記事で説明します)
Google Analyticsの導入
アクセス解析の Google Analytics の導入について。参考記事では動画でプラグイン「All In One SEO Pack」を使って解析コードを設定する手順が解説されていますが、All In One SEO Pack を使わない場合でも、今は大抵のテーマに同じ機能があります。
STORK であれば管理画面ダッシュボードの「外観」から「カスタマイズ」を選択して「アクセス解析コード」という項目があります。Simplicity でも同じように「カスタマイズ」の中に「アクセス解析(Analyticsなど)」という項目があり、そこから設定できます。
Google Search Console について
Google Search Console でサイトの所有権を確認する方法について、テーマに Simplicity を使っている場合は参考記事の動画の方法よりも簡単に、「カスタマイズ」の「アクセス解析(Analyticsなど)」の項目から行えます。
リンク SimplicityカスタマイズメニューからGoogleウェブマスターツールの所有者確認をする方法
SSL対応(HTTPS化)について
今回ベースにさせてもらった参考記事は公開されてから少し時間が経っているようなので、「SSL対応(HTTPS化)」について書かれていません。が、これは最初にやっておいた方がいいので、やっておきましょう。
暗号化通信というものの設定で、これの有無は検索順位にも微妙に影響することが明らかになっています。XサーバーではこのSSL化を無料サービスとして提供してくれています(普通、年間数万円かかる)ので、これを利用しない手はありません。
Xサーバー以外のサーバーでは無料のSSL対応サービスが無いところも多いので、Xサーバーであることを前提に。
これ、ブログ運営中の人が途中からSSL化するのはちょっと面倒なんですが、開設当初に設定する分には何も難しいことはなく、Xサーバーの「サーバーパネル」→「SSL設定」から設定をオンにするだけでOKです。
初めにやるか、後でやるかで、大きく労力に違いがあるので、初めにやっておきましょう。
アドセンス広告について
僕はトレンドブログをお勧めしているので、その流れでこの記事を読んでくれている人にとってはアドセンス広告の設定も気になるかと思います。
ですが、アドセンスのアカウントを持っていない人は、まずアカウント申請で審査に通過する必要があります。そして審査に通過するためには、先にある程度完成されたブログ等の媒体を用意する必要があります。
ということで、ブログ開設の一番最初の段階では、まだアドセンス広告についてできることはありません。10記事から20記事程度、ある程度ブログとしての体をなした状態になるまで記事を更新してから、アドセンスのアカウント申請をします。
おわり
何か「あれ?これってどうするの?」みたいな疑問などがありましたら、コメントを残してもらえるとありがたいです。特に事情がない限り速攻で対応しますので、つまづいた時はコメント欄からご連絡お願いします。
以上です、
ではまた
コメント
いろいろWordPressで悩んで今したら、とても素晴らしい決断をされていることに感動致しました。子テーマ・親テーマで悩んでいて、ほとんどのテーマに子テーマが付いているのに今更何で子テーマを作るのか????悩んでおりました。既に相当稼がれている方達は意地悪のようにポイントに成るところをはぐらかしているので頭に来ていました。暫くPrime Dictionaryさんを勉強させて下さい。どうぞ宜しくお願い致します。