あの人はなぜすぐ怒るのか? 怒りは「恐れ」の裏返し。すぐ怒るのはすごく小心者だから

怒りの感情は恐れから生まれます。

いつも怒っている人、毎日のように怒鳴り散らしている人は、ものすごく小心者で、何かを恐れているから怒っています。

「怒る」のと「叱る」のは違います。
叱る行為は教育だから、冷静です。相手のために行われる行為です。
怒る行為は興奮していて、感情を表現しているだけです。自分のためだけに行われています。

すぐ怒る人は何をそんなに恐れているのか?

人がどんなことにどれほど敏感に恐れを抱くかは、外からは見えないため分かりづらい部分ですが、人によってかなり差があります。

何に恐れを抱きやすいかも違えば、そもそもの“ビビリやすさ”にも違いがあります。

上司や親がすぐ怒る理由

自分の部下に対して、また自分の妻や子どもに対してだけは、ことさらすぐに怒る人がいます。

上司が部下に対して怒るのは、部下の働きからその先の何か怖いことを想像して不安を覚え、すぐに何かを恐れてしまうからです。

親が子に対して怒るのは、子どもの言動からその先の何か怖いことを想像して不安を覚え、恐れてしまうからです。

攻撃するか、絶望するか。恐れているけど怒らない人はウツになる

何かに恐れている時、その恐れを外に向けると怒りのエネルギーになりますが、自分の内に向けるとそれは脱力・無気力につながります。

人間的に成長してくると、徐々に「人を責めても仕方ない」「自分がどうにかできるのは自分だけ」ということを学んでいきます。

すると、恐れを怒りとして外に向けても仕方ない・外に向けることは適切ではないと悟ります。そうして行き場のない恐れを自分の内にとどめてしまうと、結果として恐れが脱力感、絶望感、ウツ、をもたらします。

おわり:「恐れ」をなくすことがカギ

怒ってても仕方ないし、絶望していても始まらない。恐れがある限り、どちらに転んでも良い結果にはつながりません。

問題なのは怒ることでも絶望することでもなく、恐れていることです。無駄に恐れていると、無駄に怒ったり、無駄に気力を奪われたりしてしまいます。

生きていれば、時に、恐れを原動力とした攻撃的な怒りの感情を利用して頑張らなきゃならない時もあるかもしれません。「一揆」や「解放運動」「暴動」なんかはその例でしょう。

そういう「適切な恐れ」は、あった方がいいです。でもそこまでの「恐れに値すること」なんて現代日本ではそうあるものじゃないです。

無駄な恐れ、過度の恐れは、抱いたままでいては人生に大変な悪影響をもたらします。

つい、すぐ怒ってしまう人。逆にすぐ無気力になってしまう人。そんな人は、自分が何に恐れているのか自分自身を見つめ直し、恐れを克服していくための思考や行動、工夫をしていってみてください。

また恐れを抱いてすぐ怒る上司や親に困っている場合は、相手にその湧き上がる怒りの感情の理由が『自分は恐れているんだ』と悟らせてやるか、もしくはこちらが相手の怒りすらも恐れないでいられるようになるか。このどちらかしかありません。

場合によっては、「何をそんなに恐れているんですか?」と聞いてみれば、相手はハッとして、それまで人のせいにしていた自分に湧き上がる感情を、自分でコントロールしようと努力するようになるかもしれません。

また自分が相手を恐れないでいられるようになるには、それなりの自分になるしかありません。その人に頼らずとも生きていけるだけの、例えばいつでも転職できるだけの実力を身につけたり、……。


怖れ~心の嵐を乗り越える深い智慧~

シェアする

RSS/Feed

この記事と同じカテゴリーの記事一覧はこちら→ 心の健康


トップへ戻る