メルカリで生配信『メルカリチャンネル』スタート! 配信者になるには?

メルカリで新機能『メルカリチャンネル』が開始されます。6日開始とのことなので、この記事執筆時点で今夜開始です。

ざっくり言うと「出品したものを売れるライブ配信サービス」です。購入・視聴者側としては「生配信中の視聴中に配信者が売ってるものをその場ですぐ買える」形になっているようです。

今のところはまだ配信予定者の名前にタレントの名前がずらーっと並んでいる状態ですが、徐々に一般ユーザーの生配信も可能になっていくようなので、今後が楽しみなサービスです。

一般ユーザーで配信者になるには?

「私も生配信して販売したい!」

という人は多いと思います。テレビショッピングみたいな形で出品しているものを売れるなら、ただ放置して待つよりはるかに“売る力”は強くなるだろうし、配信でファンがつくようになればそれこそ何を出品しても売れるようにだってなっていくかもしれません。

ということで配信者になるための方法を探してみたのですが、今のところはまだ

現時点では、タレントやインフルエンサー、利用頻度が高い一部のユーザー(メルカリ事務局から案内メールが届く)のみ配信が可能。視聴状況などを見ながら、配信時間帯、配信可能なユーザー数を順次拡大する考え。

引用:http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1707/06/news071.html#l_am_mercari_03.jpg

とのことで、現状ではまだ、一般ユーザーで配信してみたい人はメルカリ側から案内メールが届くのを待つしかなさそうな感じです。

今後の配信スケジュールが公開されていますが、それを見ても結構な人数のタレントが当面は配信していくようなので、一般ユーザーが気軽に誰でも配信者になれるまでにはもう少し時間がかかりそうに思えます。

メルカリチャンネル配信予定タレント

恐らく、タレントの起用でこの『メルカリチャンネル』の認知度を高め、また同時に大量アクセスなどに伴う予期せぬシステムトラブルなどをあぶり出して、サービスの安定供給が確認できてから徐々に利用可能ユーザーを増やしていくのだと思われます。

他のライブ配信サービスとの違い

「メルカリ×ライブ配信」というのは、個人的には結構楽しそうだなと想像しています。

今のところ公開されているサービス画面を見ると、よくある仮想アイテムの購入ボタンみたいなものが見当たりません。

メルカリチャンネルの視聴画面

一般的にこういうサービスは視聴ユーザーがあめ玉だの何だのといった仮想アイテムを購入して配信者を応援する仕組みになっています。しかしメルカリチャンネルの場合はもしかしたら、そういう仮想アイテムではなく、実際に配信者が出品している物を買うことで配信者を応援する仕組みになるのかもしれません。

そういう形での“応援”に限ったサービス設計だとしたら、これは面白そうだなと思います。

たとえば今後どんな商品が出品されるようになるか、適当に予想してみると……

・配信者の直筆サイン色紙
・「どこそこ行ってきましたー」のお土産が高額で転売される
・男性視聴者向けに、着用済みの下着とか

こんなものが大量に売買されることの何が面白そうだと言うのかというと、たとえばちょっと考えてみただけでも次のようなことが想像できます。

1.よく売れる配信者には企業から依頼が来るかもしれない

従来、人気商売というのは「スポンサー」という形でしか企業と組むのが難しい面がありました。人気商売をしている人が具体的に「これ買ってよ」なんてこと言い出すのはタブーな感じの面もありました。

でもメルカリチャンネルであればその辺の障壁が低いです。元がフリマアプリですから。

となれば、イメージで言えば「『ジャパネットたかた』みたいなチャンネル」がメルカリチャンネルから生まれてもおかしくないと思います。企業と提携して、依頼された商品が一つ売れるたびに手数料を1割もらえる、みたいな。

固定ファンがそこそこの人数つけば、人気YouTuberよりもよっぽど利益率の高い配信ができそうです。

2.実体経済に少なからず影響を与えるかもしれない

従来のライブ配信サービスは“仮想”のアイテムを介してお金が動く仕組みになっていました。どういう利益配分になっているか知らないけど、視聴者が100円を払えば、たとえば運営が60円、配信者が40円を受け取るとか。

それはつまり、良く言えば「運営がボロ儲けできるシステム」ですが、悪く言えば「サービス内だけで完結してしまっている、世の中に影響力の小さいシステム」とも言えます。

世の中に対して影響力が小さいと、自社サービスの人気が廃れてきたらそのままダイレクトにサービス全体が廃れてきてしまいます。

一方、世の中に対して影響力が大きいと、自社サービスのユーザーからの支持とは別で、世の中の互いに影響し合っているものとの相互作用でいろんなことが起きます。

たとえば世間で「○○神社のお守りは本当にご利益がある」という話題が広まれば、そのお守りが欲しい人はメルカリからしばらく遠ざかっていてもまた「メルカリで売ってるかも」と思ってメルカリに戻ってきたりする可能性があります。

(自社サービス内で完全に完結してしまっているサービスは人気のうちは利益率がハンパなくてウハウハですが、世間との相互作用が生まれないので、コケる時はほんと一瞬でコケて終了してしまう可能性を抱えています。)

メルカリがもし実体経済に影響を与えるようになれば、これは面白いです。

ちょっと大げさに言えば、セブンイレブンの店舗オーナーみたいな存在に、メルカリチャンネル内でなる人が出てくる可能性もありそうです。

リアルにはコンビニ店舗がたくさんありますが、ネット上には人気のメルカリチャンネルがいくつもある状態になって、企業はその“オーナー(配信者)”に自社商品を取り扱ってもらうことに一生懸命になる、なんて状態にもなってくる可能性も、なくはなさそうです。

実際、ライブ配信で中国では月に億を稼ぐ人がゴロゴロいると聞きます。「月」に、ですからね。人口が違うので日本で月に億を稼ぐのは難しいとしても、月に数百万から1千万ぐらい稼ぐ人は既にゴロゴロいるらしいです。

仮想アイテム、何も実態のないもの、の販売でそれですからね。これが実際に何か「物」を売るとなったら、配信者を応援しようとする視聴ユーザーの裾野が従来以上に広がっても何も不思議じゃないです。

おわり

メルカリは結構、運営がクソだっていうレビューが多いので、その点だけが気がかりです。サービス設計のセンスはすごい(アプリの扱いやすさとかずば抜けた良さがあると思う)のに、カスタマー対応が本当に日本企業かってレベルなのだけが残念で、そういう企業体質が後々なにか成長の足を引っ張るようなことにならないかが気がかりです。

『メルカリチャンネル』、今後どうなるか、楽しみに見ていきたいと思います。自分でも配信できるようになったら、試しにやってみようかな。おっさんだけど。

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