為替トレーダーは何か他の、熱量を注げる趣味や仕事を持った方がいいと思う。

トレードで負けるのって、究極的には常に自滅しているだけだと思います。稼ぎたい、儲けたい、そういう自家製の欲に飲み込まれて自滅しているだけだと。

「でも現実的にこの後に値がどう動くかなんて読み切れるものじゃないんだから、負けるのは仕方ないだろ」と思うかもしれません。それは確かに個別のトレードについてはある程度そう言える面もあります。

でも総合的に、トータルで見ても負ける人が大勢います。その場合は、それは確実に自家製の欲エネルギーによって自滅しているだけでしょう。

自滅することがなければ、トータルで負けることなんてあり得ないし(検証を通して勝てることが確認できたトレード手法を携えて相場に臨むんですから)、個別のトレードにおいてもより良い成績が残せるはずです。

「自分が活かせるチャンス」なんてのはそう多くない

いわゆるポジポジ病は、トレードばかりに集中しているから起きるとも言えます。

では「なぜトレードばかりに集中してしまっているのか?」と考えると、それはそこに集中させるだけの何かしらの“熱源”があるはずです。

その熱源とは何か? それは「稼ぎたい、儲けたい、という欲」でしょう。欲が生み出すエネルギーに突き動かされてチャートにへばりついています。

欲は楽しい

『欲が生み出すエネルギーに突き動かされてチャートにへばりついている』なんて書き方をするとネガティブな意味で言っているように受け取られてしまいそうですが、決してそういうことではありません。

欲って、楽しいです。異性とあれこれするのも、根源に欲があればこそ楽しいのであって。趣味に没頭するのも、その趣味に何かしらの欲を満たす力があるから楽しいんでしょう。

問題は、欲との付き合い方

欲が悪いものではないです。ただ、どんな薬だって過剰に飲み過ぎたらそれは毒にもなるだろうし、ご飯だってむやみやたらに食べまくっていたらそれは体にも心にも変調をきたして毒にもなるでしょう。

それと同じで欲も、適切なとり方というか、ちょうどいい付き合い方というのがあるはずです。

そしてたとえばポジポジ病なんかは、その欲との付き合い方が上手くできていないからこそ起きる問題の1つなんだと思います。

世の中は常にチャンスに溢れているけれども…

世の中には常にあらゆるところに様々なチャンスが溢れているものと思います。歌手になりたい人にとってのチャンスも、ビジネスで成功するチャンスも、歴史に名を残すチャンスも、…。

それと同じでチャート上にも、常にチャンスはあります。それは過去チャートを見れば誰もが理解できるものです。目をつぶって適当にエントリーしたって、その後のチャートを追ってみればほとんどの場面ではその後そう遠くないうちに利益方向にある程度は動いているものです。

その意味では今この瞬間にもチャート上にはチャンスがあります。売りでも買いでも、適当にエントリーしておけば、どちらかのポジションは必ず何時間後かにはそこそこの利益を確定させることができます。またもう一方のポジションだって、一旦は逆行したとしてもそのさらに数時間後にはまたどうなっているか分かりません。利益を確定させることもできるかもしれません。

今この瞬間にも、この1秒1秒にチャンスがあります。…でもそのチャンスを全部自分のものにすることは不可能です。

「自分が活かせるチャンス」を待つ

世の中に溢れるチャンスのうち、自分が掴めるかもしれないチャンスなんてほんのほんのごく一部です。それと同じでトレードにおいても、自分が利益を得られるチャンスなんてのはほんのほんのごく一部です。

チャンスがいっぱいあることと、自分にとってのチャンスの量とを混同してはマズイです。自分が活かせるチャンスなんてのは限られています。

「待つ」ことの弊害

欲のエネルギーにあまりに強く突き動かされていると、トレードにおいて大切な「適切なチャンスを待つ」ということが難しくなってきます。早く作物を収穫したいがために植えた苗を掘り起こすような愚を犯してしまう場合もあります。そのぐらいアホらしいことも、欲に目がくらんでしまうと人は犯してしまいます。

でもそれにもそれなりに理由があります。「待つ」というのにもそれなりに危険性があるからです。

作物であれば、誰かに盗まれてしまう可能性もありますし、天候不順でうまく育たない可能性もありますし、やっとできた実が台風や冷害などの気象によってダメになってしまうかも分かりません。そういうリスクを考えると「早く収穫したい」と焦る気持ちも分かります。

トレードでも、戻すのを待っていたら狙っていたラインまで戻さずにそのままトレンドが伸びて行ってしまう可能性もありますし、トレンドが発生していると思ってエントリーしたのにレンジ相場になってしまいそれまでの含み益が根こそぎ消滅してしまう可能性もありますし。そういうリスクを考えると「早くエントリーしたい」「早く利確したい」と焦る気持ちも分かります。

上手に待つ

焦る気持ちはすっごく分かりますが、でもやっぱり結局のところ適切な待つ時間を消化しないと、作物も為替差益も得られません。

トレードをする以上、待つというのは必須です。というかトレードとは待つこととも言えるかもしれないです。そのぐらいトレードにおいて待つことは最重要ポイントです。

ということは、この待つ時間との付き合い方が、欲との上手な付き合い方にもなるだろうし、ひいてはトレードの上手い下手、結果、にも直結してくるのではないでしょうか。

トレーダーはブログでも書いたらいい

待つという行動は、肉体的にはさほど疲れない代わりに、精神的には「稼ぎたい、儲けたい欲」をどんどん増幅させていってしまう弊害があります。

であればこの弊害を少しでも減らすために、トレード以外の何か集中して取り組める対象を持つことはとても価値があるのではないでしょうか。

勉強したり、ブログ書いたり…

私はトレーダーが「適切に待つ」ためにブログを書くのはとても良いなあと感じています。

待ち時間が長くなればなるほどその分だけブログに注ぐ時間や労力が増していくわけですが、ブログの記事コンテンツというものはどんどんストックされていくものなので、労力を注げば注ぐだけそのブログは成長していきます。金銭的価値が生じて、やがてそれが徐々に大きくなっていきます。

もちろんただの日記ブログとかじゃ話になりませんが、そこはある種1つの小さな小さなビジネスを興すかのようなつもりで、そんな感じで取り組んでみると、試行錯誤する感じも楽しいし、成果が出てくるともっと楽しくなってきて良いと思います。

おわり

とにかく自滅や、自分から負けに向かっていくかのような行動は、絶対に避けたいものです。といっても凡人な自分はどうしても日々の中でそういう下手を打ってしまうことが度々あって日々精進中なんですが。

負ける人は自滅しているだけなんだと、最初に教えてくれたのは“雀鬼”として有名な桜井章一さんの、たしか上記の本だったか、もう少し古い本だったか。

初めは「なるほどそういう考え方もあるのか」ぐらいの感じでしか捉えていなかったんですが、その後経験を重ねるにつれて「まじで本当だ。自滅じゃん、みんな」と事あるごとに驚きと感銘を受けてきました。

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