先日↓の記事で計算した「もしも目一杯のロット数でトレードし続けたら資金はどんなペースで増えていくのか?」の計算結果がものすごかったので、それの実践編を。
過去記事 フルロットでトレードし続けたら1万円は何日で1億円に化けるか、計算してみた。
ただちょっと、自分の勘違いやらミスやらが重なって実践編の条件が計算時の条件と違ったものになってしまいました。
具体的には、計算時の条件はこんな感じでした。
- 13,000円スタート(1ロット分の必要証拠金)
- レバレッジ888倍
- 取引きロット数は0.1ロット単位を切り捨てて計算
- 獲得pipsは毎日10pips
で、取引きロット数や獲得pipsに関しては多少柔軟に考えていこうと初めから思っていましたが、ミスって以下の部分まで条件が変わってしまいました。
- 11,300円スタート
- レバレッジ500倍
スタート資金が微妙に少ないです。金額の調整をしていたらどこかのタイミングで13,000円の記憶が11,300円に変わってしまいました。
また、レバレッジについてですが、これはスプレッドが狭い代わりに取引き手数料がかかる“ZERO口座”に入金してしまったため、ZERO口座の最大レバレッジである500倍での取引きを余儀なくされることに。
レバレッジ888倍と500倍じゃ結構、資金増加ペースに違いが出ると思うので、今回上手くいかなくてもし再挑戦する時があったとしたらその時は注意して888倍での挑戦をしてみたいです。
……以下、一応ぼんやりと『10日間ぐらいを目安』に、約1万円スタートのフルロットトレードの記録になります。期間中、毎日(翌日に)この記事に結果報告を追記していきます。
3月1日(初日)
いきなりですが、初日はエントリーできず。
と、記事冒頭で書き忘れましたが、取引きする通貨ペアは豪ドル円でいきます。自分の手法的に豪ドル円が少なくとも今の相場状況的には一番相性が良さそうなので。
朝10時過ぎまでの下げは完全に見送っていて、その後一日中ずっと上げ目線で見ていたんですが、フルロットでエントリーするにはちょっと決め手に欠ける動きばかりで、入れませんでした。
結果としては19時頃の戻しも深かったし、夜中にかけての上昇は米国の経済指標がきっかけでの上昇だったし、ノーエントリーでも仕方なかったというか良かったのかなという感じではあります。
チャート上方に微妙に斜めに引かれている赤い破線は、日足で引いたネックラインです。あのラインを目指して一度上げ戻しがあるのではないかと考えての上げ目線があります。なのでしばらくは基本的に上げ目線で見ていこうかと今のところ考えています。
3月6日
えー、、終了しました。
期間中毎日更新とか上の方で書いていながら普通に空白期間がありましたが、早速終了してしまいました。
フルロットでのトレードの難しさを実感しました。
損切りのインパクトが大きすぎる!
終了するまでの経緯ですが、、
やっとエントリーしたのも束の間、値が思っていたより深く戻してきて、とりあえず「一旦撤退しよう」と損切りしました。すると、わずかなpips数での損切りのはずなのに、残資金の数値の減り方があまりに大きい。
そこから崩れて(よくあるパターンですね…)、テキトーなトレードで残りの資金も綺麗に吐き出しました。
何だか初めてFXやった人みたいな流れの終わり方ですが、なかなか海外のハイレバレッジで最大限のロット数でのトレードはするものじゃないので、これも仕方ないかな。資金1万円という設定だったからあまり細かいことを考えないで始めてしまいましたが、フルロットはやばいですね。
フルロットだと10pipsの逆行でほぼ終了
フルロットでのトレードだと、たとえば888倍のレバレッジの場合は12,000円程度の証拠金で1ロットのエントリーができますが、1ロットのトレードでは10pips動くごとに損益は1万円動きます。
つまりフルロットでトレードしたらわずか10pips逆行されただけでほぼ終了です。めちゃくちゃめちゃくちゃエントリーポイントに注意しなきゃなりません。10pipsも損切り幅が要らないとしても、仮に5pipsの損切り(私の場合大体このぐらい)でも資金の約半分を失うわけですから、インパクトがあまりに大きいです。
読みはバッチリ。でも相場観では戦えない
ちなみに当初からチャートに引いていた、初日に
日足で引いたネックラインです。あのラインを目指して一度上げ戻しがあるのではないかと考えて……
と書いていたラインへの上げ戻しは、バッチリ読み通りありました。
綺麗に上げ戻していますね。日足チャートです。
でもこんな読み、フルロットでトレードする上ではほとんどどうでもいい読みでした。いつもの癖で相場観を読んでしまいましたが、エントリーポイントを10pips程度読み間違えたらそれだけで終了なので、もっと狭い幅というかスケールでの読みに集中すべきだった気がします。
おわり
もう一回挑戦してみようかどうしようか、迷っています。なるべくやりたいと思っていますが。
いま改めて別口座でエントリーポイントの精度を上げようと研究中ですが(まだ3回しか検証してない)、ランダム性のあるこの相場で損切り幅をどこまで狭められるか、なかなか先の見えない戦いをしている感覚があります。
損切り幅を10pipsぐらいにする場合はロットを落とさなきゃ厳しいし、でもそれだと面白味に欠けるし。実際、すごく投資収益率(というのかな?)の高いトレードをしている一部の凄腕トレーダーは損切り3pipsとか、なかには1pipsと考えてトレードしている人もいるらしいです。
そういう激狭な損切り幅でトレードし続けて上手くやれてる人々がいるという事実を考えると、なんとかして自分ももっと狭い損切り幅でトレードできるよう研究し続けてみたいとは思うのですが。
どうやったらもっとギリギリのところを狙ってエントリーできるか、もう少し試行錯誤してみます。
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