中国経済が大減速!←その裏で儲かるのはインドなのか?

世界の動き

中国経済の減速は、世界中の貿易相手国に衝撃を与えている。

中国政府を悩ませている巨額債務の蓄積、過剰投資、民間企業に対する制約など、国内経済の弱点は、貿易摩擦と相まって、世界第2位の経済規模を誇る同国の成長率を30年ぶりの低水準に落ち込ませた。工場生産と消費の減退は、他のアジア諸国、米国、欧州諸国からの中国の輸入に打撃を与えている。こうした経済の減速の余波は、各種の株価指数をはるかに超える範囲に及び、中国から遠く離れた地域の経済成長をも阻害している。

引用:中国経済の急減速、反動で世界に衝撃波 – WSJ

これまで中国の経済成長があまりに急速で影響の大きいものだったため、その反動でいま、中国経済の躓きによる余波が世界中の国々に影響をもたらしているようです。

オックスフォード・エコノミクスの調査によれば、米国を含む経済規模の大きい先進諸国や、アジア諸国の、昨年の対中輸出は前年比で10%近くも落ち込んだとのこと。

それだけ中国が輸入できなくなっている、つまり国内消費が不振に陥っているということでしょう。

そしてそのため中国内の産業界は輸出に力を入れ始め、それが今度はアジア全域の競争圧力を高める要因になっているといいます。

欧州においても、そもそも域内経済が政治的不透明感と貿易紛争で低迷するなか、中国の経済の失速が新たな逆風の一つになろうとしているとのこと。米国でも、これまで活況だった対中輸出が減れば一部の製造業にとっては大きなマイナスになるのは明らかです。

……とはいえ、そんなマイナス面だけを見ていても儲けの種は見つけられません。どこかに必ずあるであろう“プラス”の側面を探さねば。

一方、中国に代わるアジアの製造拠点では業績が向上

中国の減速はあらゆる貿易相手国にマイナスの影響を与えている一方で、中国と競合するアジアの製造拠点の一部では業績が向上しているとのこと。

中国よりも安く輸出することで、一部の市場に対しては中国に取って代わる存在となりつつあるようです。

インド南部チェンナイの履物輸出業者、ラフェーク・アハメドさんは自社の製品が、関税負担に直面する中国の競争企業に比べ、米国の顧客を引きつけていると語った。

今年の売上高は前年比で25%増の2億ドルに達する見込みという。アハメドさんによれば、インドのこうした明るい見通しにより台湾の投資家らは生産設備を中国から移転する決定を下すかどうか検討しているという。

アハメドさんは「われわれにとって好影響をもたらしている」とし、「われわれはより多くのビジネスを獲得しつつあり、うれしい。(貿易紛争が)より厳しくなることを祈るばかりだ」と述べた。

引用:同上

中国市場という巨大なマーケットが消費力を落としてしまうと世界中のグローバル企業が影響を受けます。でも、アジア地域にはまだインドという、成熟前の巨大マーケットがあります。

インドが世界のグローバル企業にとっての製造拠点となり、景気拡大から国内消費量も増え、より魅力的なマーケットになれば、グローバル企業たちは次なる成長のシナリオとして中国市場に頼らなくともよくなるでしょう。

そもそも政治的なリスクを考えると、中国市場への過度な投資や売上依存は危険でしかなく、そのことは遠く離れた欧米企業であっても徐々に理解していきます。

インドの潜在的な力もずっと昔から囁かれ続けてきたことですが、この中国経済の失速が契機となっていよいよその巨大マーケットが火を噴くような成長を始めるのでしょうか。

個人的には、インドについての情報は中国についての情報ほど目につかないので明らかに知識・情報不足です。インドが“次の中国”になれるだけのポテンシャルをちゃんと有していそうかどうか、少し勉強してみたいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました