【豪ドル円】2/21の乱高下はなぜ動いた? 4つの理由を復習がてらメモ

昨日(2月21日)、豪ドルがものすごく大きく動きました。1日で130pips以上も動き、しかもその間には大きな上下動もありました。

4時間足以上の長い時間軸で見れば今は「下げ優位」「時間をかけて下げていくだろう」と見ている人も多いと思うので全体的な方向性としては大方の見立て通りの方向に動いているかと思いますが、そうは言ってもあまりの急激な上下動にスイングトレードでもストップ(逆指値)を狩られてしまった人もいるかもしれません。

ましてやデイトレードともなると、上目線であろうと下目線であろうと関係なく、突発的な動きに振り回されてしまった人が大勢いたのではないでしょうか。

元々豪ドルは比較的よく動く通貨なのでボラの大きさとしては別にことさら騒ぎ立てるほどのヤバいレベルというわけではないかもしれませんが、それでもわずか1分で50pips近く動いたりされるとちょっと動きすぎでトレードが難しくなってしまいます。

で。昨日はなぜあんなに動いたのか? 一応今後に向けた勉強のためにもここに昨日の動きについての復習メモを残しておこうかと思います。

2/21の乱高下、それぞれの動きの理由

動いた理由が明確な大きな動きは3回、加えて市場センチメントが明確な時間帯が1回ありました。また大きな動きはどれも50pips超えの大きな動きでした。

1. 1月の新規雇用者数の発表

まず1つ目の動きは、豪州の経済指標による動きでした。

事前の予想では「1.5万人」だった新規雇用者数が実際には「3.91万人」とのことだったので、それで大きく買いが入りました。

ちなみに同時に発表のあった1月の失業率は予想通りの数字でした▼

予想の倍以上という強い数字が、(結果として見れば)買い目線勢の買い余力を一気に吐き出させたような感じでしょうか。

2. 年内に2回利下げする可能性があるとの指摘

2つ目の動きは、ウエストパック銀行の影響力のあるエコノミストによる利下げの可能性の指摘によるものでした。

具体的に誰のどこでの発言なのか僕は分からないままですが、「オーストラリア準備銀行(中央銀行)が年内に2回利下げする可能性がある」と影響力のあるエコノミストが指摘したそうです。それによってわずか約40分前の急上昇の値幅以上の急な下落となりました。

今はドルの金利が高く相対的に豪ドルが以前のような高金利通貨という印象は薄いものの、それでも利下げ可能性の話が信憑性ある筋から出てくるとやはり激しく反応するようです。

この「利下げの可能性」については、今後もまだまだ当面はずっとついて回る懸念なので、注意したいところです。(どう注意したらいいか分からないけど)

3. 米中の通商交渉についてのロイター通信の報道

3つ目の動きは、“動き”というほどの動きはないのですが、市場心理が比較的分かりやすく見えた部分の値動きについて。米中貿易摩擦絡みのロイター通信の報道が市場に若干のリスクオンの雰囲気をもたらしてくれました。

件のロイター通信の記事は下記参考リンクの記事です▼
リンク 米中貿易交渉、主要な構造問題で6つの覚書を準備=関係筋 | ロイター

「利下げの可能性」というニュースのインパクトに比べれば大分劣りますが、それでも豪ドルにとって最大の懸案事項となっている米中貿易戦争がなんとかうまくまとまる可能性を感じさせるニュースには豪ドルを押し上げる力があります。

4. 中国の税関当局が豪州の石炭輸入を禁止したとのロイター通信の報道

4つ目の動きは、またロイター通信の報道がきっかけでした。中国・大連港の税関当局がオーストラリアからの石炭輸入を禁止したとのニュースで、これはこの日一番の大きな動きをもたらしました。

5分足1本、ヒゲ無しで70pips以上も動いています。恐ろしい。
この記事はこちら▼

リンク UPDATE 1-シドニー外為・債券市場=豪ドル下落、大連の港が豪州産石炭の輸入禁止 | ロイター

ちなみにこの報道、翌日(=今日)の朝には報道内容を否定されています。▼

リンク 豪財務相、中国・大連港が豪州産石炭輸入禁止との報道否定 | ロイター

報道内容については実際のところどうなのか分かりませんが、いずれにせよ豪ドルにとって“中国”というキーワードはとてつもない影響力があることだけは再認識させられます。

豪州の石炭輸出は様々な国に対して行っているようで、大連港の輸入禁止が豪経済に劇的な影響を与えることはないそうです。▼

参考 中国の豪州産石炭輸入巡る報道、豪ドルの反応に驚き=豪中銀総裁 | ロイター

まとめ

指標発表時の動きについてはまあ普通にデイトレやっていれば事前に警戒しておくところなのでいいのですが、その他の動きは事前に警戒や準備をしておくことが無理なタイプの動きだったと言えるでしょう。

こういう動きを見ると、豪ドルを下げる強い圧力の元となる「米中貿易戦争」や「利下げの可能性」、それから「中国経済の見通し」などについてある程度の安心感が得られるまではなるべく豪ドル円のトレードは売り目線でやっていった方がいいのかな、という気がしてきます。

とはいえずっとズルズル下げていくというものでもなく、数日間や場合によっては一週間ぐらいずっとジリジリ上げ続けるような局面もあっても何も不思議じゃないので、どうしたものかちょっと悩ましいところでもありますが。

とりあえず一番安全そうなのは欧州時間に取引することでしょうか。アジア・オセアニア時間には豪州や中国絡みのニュースで突然何が起きるか分からないところがあって少し心配です。

そして、これはいつでも変わらないことですが、損切りのルールはしっかり守って、たとえ売りポジションでも変な粘り方をしないように気をつけたいところです。

シェアする

RSS/Feed

同じカテゴリーの記事一覧→ FXの話
使っている海外FX業者↓
使っている海外FX業者↓


トップへ戻る