日本の農家の預金、いつの間にか米国企業の資金繰りを支える存在になっていたwww

農林中央金庫(農林中金)。日本人としてはイメージ的に農家や林業・漁業に従事する人たちのお金を預かっている、名前だけ聞けばどこか牧歌的な印象すら抱いてしまうぐらいの金融機関ですが、実際には日本最大規模の機関投資家であり、海外では日本最大のヘッジファンドとして知られています。

そんな農林中金は今、世界のローン担保証券(CLO)市場を通して米国企業の財務に大きな影響力を持つ存在になっています。

ローン担保証券(CLO)とは

ローン担保証券(CLO)とは、金融機関が事業会社などに対して貸し出している貸付債権(ローン)を証券化したもので、貸出債権(ローン)を裏付け資産(担保資産)として発行される債券のことです。

2018年第1四半期(1-3月期)末以降の欧米の全CLO発行のうち約23%を農林中金が購入しており、10-12月に限って言えば農林中金の純購入額が世界のCLO総購入額の3分の1近くを占めていました。

その結果現在、農林中金が保有するCLO資産は620億ドルにものぼります。これは米国の2大銀行ウェルズ・ファーゴとJPモルガン・チェース両行を合わせたCLO資産とほぼ同じ水準です。投資信託と並んで米国の担保付大手企業向け融資(バンクローン)の主要投資であるCLOの資産が2大銀行を合わせた資産額と同等というのは、いかに農林中金の保有するCLO資産が莫大なものか分かります。

つまり、言ってみれば日本の農家や林業・漁業などの第一次産業に従事する人たちのせっせと貯めた預金が、米国企業の資金繰りをかなりの部分で支えているということです。

日本人が豊かに生きるための手段は投資・投機

本当は日本国内で投資してもっと国内資金の循環ができればいいのだろうけど、農林中金の預かっている約100兆円もの資産を運用するその責任と能力を持つ超優秀な人たちが米国企業を選択しているのだから、そこに「日本国内ではそんなにお金を回せない」だけの理由がはっきりあるんでしょう。もちろん、運用資産の規模が大きいからより大きい市場を求めて行くのは自然なことでしょうけれど。

農林中金は66兆円を超える現金を預かっているといいます。創立95年で、農協や漁業協同組合などから預かっているお金です。

主に一次産業に従事する人たちが66兆円もの現金をひたすら貯め込んでいる日本と、既に世界最大の経済大国でありながら今なお世界中から投資資金がなだれ込んで来る米国。

一体、このあまりに歴然とした差は何なんでしょうか。

とりあえず言えるのは、ビジネスをするのであれば恐らく米国の方が環境としては良いのであろうということ。日本では革新的な今までにない新しいものが出てきても潰されてしまうので、どうしたってGoogleやFacebookやAmazonみたいなものは生き残れません。

なのでビジネス面では日本に将来性を感じられないので、であれば個人の力量で比較的公平・公正に世界と戦うことのできる投資の世界を通じて資産形成をしていくのが、世界の中の地球人の一人として日本で豊かに生きていくためのベストな手段なのではないでしょうか。

日本の農家の預金が米国企業の資金繰りを支えている、なんて言うとちょっとクスッとしてしまうような話ですが。でももしかしたらその形こそが日本人が豊かに生きるための最善手なのかもしれません。

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