WBSS決勝戦「井上尚弥vsノニト・ドネア」がいよいよ明日に迫ってきました。まるで我が事のようにワクワクしています。
で、直前になってメディアにもいろいろ記事が出てきていますが、その中の一つである下記インタビュー記事を読んで、なんだか「もしかしたらドネアが勝つなんてこともあるのか??」という気が一瞬したので、気になった気持ちをそのままここに記事化してみます。

「既視感を感じている」「今の私に勝つのは、誰にとっても難しい」
上のインタビュー記事で気になったのは記事最後の部分。
ND : 私が勝ちますよ。それだけです。勝つことはわかっています。今回の試合には既知感を感じていて、それゆえに自信を持って臨むことができます。人々は今の私はもう全盛期は過ぎたとか、歳をとっているとか、スローダウンしているとか言いますが、実際には今回ほどハードに練習をしたことは過去にもありません。これほど確信を持って戦えるのは、2011年にフェルナンド・モンティエル(メキシコ)に勝って以降では初めてのこと。今の私に勝つのは、誰にとっても難しい。今回の試合は、私がバンタム級戦線のトップに再浮上する一戦になるのです。
もちろんどんな試合でも試合前に弱音を吐くような選手はいませんし、ドネアほどの伝説的な選手となればたとえキャリア終盤であっても勝てるかどうかわからないみたいなコメントをすることはないであろうことは想像に難くないですが。
それにしてもこの自信の根拠に不気味さを感じさせられます。
今回の試合には既知感を感じていて、それゆえに自信を持って臨むことができます。
今回ほどハードに練習をしたことは過去にもありません。これほど確信を持って戦えるのは、2011年にフェルナンド・モンティエル(メキシコ)に勝って以降では初めてのこと。今の私に勝つのは、誰にとっても難しい。
特に『既知感を感じていて…』という謎の、本人にも説明がつかないだろう確信と、そして『今の私に勝つのは誰にとっても難しい』という、自分でこう言える時の自分の絶好調さの実感。これには不気味な恐ろしさを感じてしまいます。
ブックメーカーのオッズは最高でも1.28と世間は井上の圧勝を予想
今回のWBSS決勝のオッズは、どこのブックメーカー(オンラインで賭けができるとこ)を見ても井上尚弥の圧勝を世間が予想していることがわかります。
僕の見た範囲では「井上尚弥の勝利」に対して最高に高いオッズでも1.28倍。しかもこれは10箇所ぐらい見て回って唯一の1.2倍超え。他のブックメーカーではせいぜい1.15倍ぐらいがいいところでした。

競馬で言えば名馬の全盛期みたいなオッズです。普通、ドネアに勝ち目はないと見るのが当然です。
おわり
「今の私に勝つのは誰にとっても難しい」とまで言える状態の伝説のボクサーと、井上尚弥との試合。
俄然、楽しみになってきました。
欲を言えば今回も短いラウンドでの井上のKO勝利を期待してしまう気持ちがありますが、そうでなくても両者の技術を考えたら素晴らしい試合になることは間違いないので、こちらも体調万全にして集中して観戦したいと思います。
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