パラレルワールド、並行世界、多次元世界、……。
おじさんが子どもの頃はまだこういった話は空想・SF・オカルトの世界の話でしかありませんでしたが、今では大真面目に最先端科学の世界の研究対象になっています。有名な「超ひも理論」も、その理論の整合性のためには10か11次元の時空が必要になるとのことです。世界の先端物理学で活発に研究されている理論が、多次元世界を前提にした理論だというのです。
つまり逆に言えば、「多次元世界だなんて…」とそれをオカルト話や頭の痛い人が好む話だと一笑に付すのは、まるで「神に祝福された特別な存在である人間の住まう地球が、太陽の周りを回っているわけがない!」と言ってガリレオの地動説を否定していたのに等しい、無知で想像力や論理的思考力に欠けた考え方なのかもしれません。
とはいえ我々一般人には、理論の整合性をもって多次元世界を肯定や否定できるほどの前提知識もなければ、研究している余裕もありません。
そこで、多次元世界や並行世界の存在を我々一般市民でも「本当にあるかも!?」と実感できる、有名な『マンデラ効果』とその事例を併せていくつか紹介します。
事例を見てみれば、もしかしたらあなたも多次元世界を行き来している人の一人だと認識できるかもしれません。できないかもしれません。
マンデラ効果とその例
マンデラ効果とは、ざっくり言えば『大勢の人に共通して起きている”記憶違い”』のことです。
ネルソン・マンデラは2013年12月5日に亡くなりました。しかし、多数の人々が「同氏が80年代に獄中で亡くなったことを覚えている」と主張しています。当時、同氏の葬式をテレビで見たと言う人もいます。このように、実際に起きたできごととは異なる記憶を多数の人々が共有する現象を「マンデラ・エフェクト」と言います。
こういう、一般的には記憶違いとして済まされてしまう話、ちょくちょくあるのではないでしょうか。たとえば
- 引退したと思っていた選手が実はまだ現役だった
- とっくに亡くなったと思っていた女優さんがまだ生きていた
- あの子もこちらを好きだと思って告白したのに断られた(これは違うかw)
最後のは冗談ですが、でも確信の度合いによってはもしかしたら別次元の世界で確信を得るに足る経験をしてきてしまっていた可能性も否めないかもしれませんよね…笑
あなたも並行世界の住人? 有名なマンデラ効果の事例
多くの人が共有している、21世紀現在ではまだ”記憶違い”で済まされてしまっているマンデラ効果の事例を紹介します。これを見ればあなたも自分が並行世界・多次元世界に生きているかもしれないと実感できる、かも。
ピカチュウの尻尾の先は黒い? 模様はギザギザ? それとも黄色い?
さて、上図のピカチュウ、尻尾の先の模様がそれぞれ違いますが、どれが本当のデザインでしょうか?
正解は(今現在我々が存在している次元では)……右端の、黄色一色のピカチュウが本物です。途中で変更されたりなどもしていません。初めから今日に至るまでずっと黄色一色のデザインです。
キットカットのロゴにハイフン(-)はあったか? 無かったか?
次はキットカットのロゴについて。
『Kit Kat』か『Kit-Kat』か?
こちら、僕の画像編集力では上手く編集できなかったので、現次元における正解しかお見せできません。ということで上の画像が正解です。ハイフン無しです。
僕が受験生だった時に食べていたキットカットは間にハイフンがあったはずなんだけどなあ…。
モノポリーおじさんの片眼鏡
世界中に愛好者がいるボードゲーム『モノポリー』のキャラクター、モノポリーおじさん。彼は片眼鏡をかけているのが正解か、眼鏡無しが正解か。
正解は、モノポリーおじさんは眼鏡をかけていません。
『白雪姫』の有名なセリフ「鏡よ鏡、世界で一番…」
ディズニーの映画『白雪姫』での超有名なセリフ「鏡よ鏡、世界で一番美しいのは誰(だ)?」。英語でなら「Mirror, Mirror on the wall, who is the fairest one of all ?」。
これ、今私もあなたも生きているこの次元では勘違いだそうです。正解は日本語なら「壁に掛かった魔法の鏡、世界で一番美しいのは誰?」、英語では「Magic mirror on the wall, who is the fairest one of all ?」です。
フォルクスワーゲンのエンブレム
ドイツの有名自動車メーカー『フォルクスワーゲン』のエンブレムは、上の「V」と下の「W」が繋がっているか? 分離しているか?
これも多くの人が”勘違い”しているようです。正解は……右のVとWの間に少し隙間のあるのが現次元における正しいエンブレムです。
浅丘ルリ子さんはまだ生きている?
女優の浅丘ルリ子さんを、数年前にお亡くなりになったと”勘違い”している人が結構いるようです。というか僕もそうでした。ニュースを見た記憶が…。
実際にはまだご存命どころか、最近でもNHKの朝のトーク番組に出演されるなど元気な姿を見せてくれています。
オーストラリアがインドネシアに近づいている
近年、大人になって改めて世界地図を見てみて、オーストラリアの位置に違和感を覚える人が少なくないようです。特にインドネシアとの距離があまりに近いことに驚き、子どもの頃の”記憶違い”を認識する人が多いようです。
ケネディ暗殺時の乗車人数
▲動画です。
アメリカのケネディ大統領暗殺事件。この映像は多くの人が人生の中で何度か見ていると思います。
この事件当時、大統領の車には大統領を含めて何人が乗車していたか? 多くの人が4人だと記憶しているようです。しかし今のこの次元での正解は6人です。
おわり
いかがだったでしょうか? 単なる記憶違いなのか、それとも……?
他にも多くの人が”勘違い””記憶違い”している事例が見つかったら追記していきたいと思います。
もし個人的に何か思い当たるものがありましたらコメントを残してもらえると嬉しいです。僕も共感できたり、または周りにも聞いてみて、同じ”記憶違い”をしている人が多そうな話があったら記事に追記させていただきます。
コメント
私も記憶の違いがある、
数年前に声優の田村ゆかりが結婚したというニュースが流れたのに、
なぜか結婚していない、よくある、単にガセネタが流れただけなのか、
と思って調べてみても、
あの頃に何等かの偽情報が流れた形跡もなかった、おかしい…
8月26日に子供とショッピングしていて遭遇。アウトドアファッションのCHUMSのマスコットのカツオドリの足が青から赤に変わっていました。私達親子三人、アオアシカツオドリの青色が好きだったんですがね。
CHUMSのサイトを探してもアカアシカツオドリしか見つけられませんでした。
(ツイッターで呟いています^ ^)
。。。。。
商品を買ってたら、ちょっと見ない間に色が変わってた!なんて事が起こっていたかもしれませんね。
ワーゲンのカップはロゴが変わりました。
間違って投稿したー(;´д`)
呼び捨て…?
ピカチュウの記事を読み、違和感を覚えました。2017年現在30歳、当時ポケモンがテレビで流行ったのは私が中学2年頃と記憶しているとして、約15〜16年前ですね。
私の記憶では、ピカチュウの尻尾の先は黒だったように思います。
ただ、同じ家で育った6歳下の妹は黄色でしょ!と断言しています。
同じような人が他にもいることにびっくりしました。
自分は小学校低学年の時、よくピカチュウの絵を描いていたんですけど最近見てみたらしっぽが全部ギザギザの黒色になってました。
自分自信しっぽはギザギザにしていたのはよく覚えているので他の人が書いていたとかでもないと思います。
当時は毎週ポケモンを欠かさず見ていたので間違えて描いた可能性はかなり低く、ギザギザしっぽを見た時も違和感が全くなかったので変に感じます。
自分の記憶が変なのかなと思いつつもコメントしました
自分もオーストラリアの位置に違和感を感じます。以前はこんなにインドネシアに近かったかなと思います。オーストラリア大陸は海の中で孤立していたイメージがありますが。
ドラえもんの”タレント”回やラピュタの幻のラストカットみたいな奴のことか
オーストラリアの位置が変わってる。びっくり。以前は日本と同じくらい赤道から離れてた。 近くにあるのはニュージーランドの島だけだったはず。 日本と同じ位の緯度だから温暖ですごしやすいとか、アボリジニの風貌は陸の孤島だから長年他の大陸との混血がなかったからだとか、記憶にある。こんなにインドネシアに近いと、歴史変わってるよね。 この世界にアボリジニいるのか調べてみよ
白雪姫のくだりがよくわからない
「鏡よ鏡」という訳は実際にありますが…